板厚の8倍の高さのバーリング加工、曲げ回数23回のプレス部品

板厚の8倍の高さのバーリング加工、曲げ回数23回のプレス部品
  • 材 質:

    SUS304CSP-1/2H

  • 板 厚:

    0.15mm

  • サイズ:

    20×20×15mm

  • 精 度:

    ±0.03mm

  • 個 数:

    300個

  • 納 期:

    14日

ポイント

  • 板厚の8倍の高さのバーリング加工
  • 社内製作型を4セット使用
  • バーリングのクラックをなくす工夫
  • 複数工程の品物を2週間で納入

内容

今回は、薄板のバーリングがある製品をご紹介いたします。

板厚0.15mmの薄板に対して、板厚の約8倍にあたる高さ1.2mmのバーリングがあります。
当初、ブランクはレーザー加工で切断しておりましたが、板厚が薄くバーリングの高さが高いため、肉が薄くなり、先端からかなり大きく割れてしまいました。クラックをなくすために、下穴の加工機の見直しや、型の細かい調整を繰り返し行った結果、クラックの問題を解消することができました。

今回の品物では、バーリング型が1セット、曲げ型が3セット必要でしたが、使用する型は全て社内で設計、製作しているものです。
そのため、何か加工上で問題が起きた場合でも、すぐにフィードバックが可能なため、高精度な製品を短納期で製作できます。

バーリングの加工後は、周囲にひずみが見られましたが、曲げの寸法公差を満足するために、1つずつ手直しを行ってから曲げ工程へ進んでおります。
1つの製品に対して23回もの曲げ加工を行っておりますが、複数の工程を経ても、300個を2週間で納入いたしました。

この製品は、類似形状の改良品を何度か製作しており、中心のバーリングの型を別部品にして形状変更時に対応できるような構造や、追加工で型を再利用するなどのコストダウンのご提案もさせていただき、ご満足いただくことができました。

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割れもなく、綺麗にバーリングが立ち上がっていることが分かります。

担当者のコメント

この製品の大きな特徴であるバーリングは、高くしようとするほどクラックが発生しやすくなります。
クラックが生じると、外観の問題はもちろん、部品の使用上で支障をきたしてしまうため、様々な工夫をしてクラックを防ぐ必要がありました。
本加工前に実験を行い、金型のクリアランスや、バーリング下穴径とその加工機、バーリング加工中の注意点に至るまで細かく条件を決定することで、円滑に加工を進めることができました。

当社では、試作段階の製品を数多く扱っているため、一部の形状・寸法の変更があることを見越して金型の設計をすることもしばしばあります。
お客様の製品に合った加工方法を考えさせていただきますので、ぜひご相談ください。

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