超耐熱合金64チタン、φ0.3㎜長さ10㎜の微細旋削加工

超耐熱合金64チタン、φ0.3㎜長さ10㎜の微細旋削加工
  • 材 質:

    64チタン(Ti-6Al-4V)

  • サイズ:

    φ0.3×10mm

  • 精 度:

    ±0.003

ポイント

  • 超耐熱合金64チタンの加工
  • 小径長物加工
  • φ0.3にφ0.2長さ0.5mmの連続溝加工

内容

超耐熱合金64チタンの加工事例です。
今回は展示会用として、写真の微細旋盤加工サンプルを製作しました。

64チタンは一般的に難削材に分類され、特徴の一つとして熱伝導率の低さがあります。
熱伝導率が低いと加工による熱が逃げ辛く、製品や刃先に熱が蓄積します。その結果、チップの欠けや過度な摩耗を引き起こし、加工の難易度が上がります。
今回のような小径長物製品においては、特に刃先の切れ味は重要になります。少しの抵抗で全く切れなくなり寸法はプラスになるうえ、面も荒れてしまいます。
そのような特性から当社では、「いかに熱を持たせないか」に着目し加工方法に工夫をしました。

Φ0.3にΦ0.2長さ0.5mmの連続溝加工を行っています。
従来の熱が蓄積するような加工方法では、溝無しでも難易度の高い形状です。溝無しでは実績が有りましたが更に難易度を上げるため、このような形状で±0.003という精度も設定し、達成しました。

左 上記と同じ製品
中 SUS304 φ0.2長さ10mm
右 C1020 段付き形状加工

担当者のコメント

今回の事例の形状では、チタンの他にステンレス等も得意としています。さらに当社では、微細マシニングセンターと複合加工をする事で、より幅の広い微細加工も実現しています。

医療器関係の微細加工ではチタン材が多く活躍しています。当社では、最新設備と単品試作の技術力を生かし顧客の要求に幅広く答えられるよう微細チタン加工にも力を入れています。
展示会の際には、今回のサンプルも展示しておりますので、是非弊社ブースへお立ち寄りください。

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