銅バスバー試作、納期とコストを重視した加工方法

銅バスバー試作、納期とコストを重視した加工方法
  • 材 質:

    C1100-1/4H

  • 板 厚:

    t1.5

  • サイズ:

    50×80×50

  • 精 度:

    ±0.2

  • 個 数:

    20個

  • 納 期:

    7日

ポイント

  • レーザーで加工した断面

  • 曲げのふくらみを考慮した展開

  • 簡易金型による低いZ曲げ

内容

今回はタフピッチ銅(C1100-1/4H)のバスバーを短納期で製作した事例をご紹介いたします。

曲げ回数が多く、寸法公差、幾何公差の確保が難しい形状でした。また、ベンダー(プレスブレーキ)による曲げ加工では対応できない箇所がありました。そのような製品をわずか7日で完成させることができました。短納期対応、コストダウンを実現できた工夫、ポイントにつきましては、以下説明をご覧ください。

<レーザーで加工した断面>

若干荒い仕上がりとなりますが、このレベルを許容いただける場合、レーザーによるブランクカットをお薦めしております。他の工法に比べコスト面でメリットが大きいです。

<曲げのふくらみを考慮した展開>

ふくらみを考慮し曲げ部の肉をそぎ落とした形状でブランクカットしています。塑性加工が関わるため、機械的に最適値を求めることは難しく、長年の経験による補正が不可欠です。曲げ後の仕上げが不要となり、コストを削減できます。

<簡易金型による低いZ曲げ>

ベンダー(プレスブレーキ)による曲げ加工では対応できない箇所がありました。製作数を鑑み、必要最小限の極めて簡易的な金型を社内製作し、納期短縮、コストダウンを実現しております。

担当者のコメント

ここ数年バスバーのご用命が増えております。今回の事例は納期とコストを重視したパターンでしたが、寸法公差±0.05など、精度重視のパターンにも対応可能です。納期、コスト、精度のバランスを柔軟に変更し、最適な加工方法を選択できる生産体制を整えております。数量についても、形状によりますが、500個程度まで対応できます。バスバーの製作でお困りの方は是非ご連絡ください。

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