ハーフピアス・バーリングタップ加工の自動化、折り重なる曲げ加工

ハーフピアス・バーリングタップ加工の自動化、折り重なる曲げ加工
  • 材 質:

    SUS430

  • 板 厚:

    t2.0

  • サイズ:

    110×80

  • 精 度:

    ±0.1

  • 個 数:

    50

  • 納 期:

    7日

ポイント

  • レーザーパンチ複合機でのハーフピアス加工

  • M4バーリングタップ加工

  • 重なり合った高精度曲げ加工

内容

今回ご紹介するのは、SUS430の板厚2mmで、様々な加工要素を含む板金加工部品です。

この製品は、レーザーパンチ複合機の強みを色濃く発揮しています。当社では、通常手作業となる【ハーフピアス】や【バーリングタップ】などを、ブランクカットと同時に進めることができます。人の手を介さず機械での加工にすることで、精度の安定だけでなく、工程集約による短納期化やコストダウンの効果も得られます。曲げの精度もこの製品の特徴です。曲げて折り重なる板同士は0.1mmの隙間をキープしています。曲げの角度を微調整しながら、丁寧に曲げていき、この形状を実現させました。 板の上下面にタップと通し穴が重なるため、この部分にも精度の重要性が求められます。

このハーフピアスはレーザーパンチ複合機で成形しています。今回はφ3のハーフピアスですが、様々な径の金型を保有しているので、その他の径でも対応可能です。

バーリングタップもレーザーパンチ複合機での成形です。外周のレーザーカットと同工程で加工できるので、高精度で安定した寸法が得られます。

重なり合う曲げ加工部には、手前側にφ3.5の通し穴、奥側にM3タップが開いています。2箇所のいずれも曲げ精度が良くないと、位置関係が崩れてしまいます。

担当者のコメント

今回のように折り重なる製品は、曲げる順番と精度が重要です。最初に段曲げを完成させた後にLの曲げを内側に入れ込みました。段曲げの角度が戻らないように曲げるのは一苦労しましたが、微調整を重ね、0.1mmの隙間を維持することができました。

レーザーパンチ複合機の活用もポイントになっています。全て手作業で製作すると、50ヶを7日で完成させることは難しかったと思います。最新鋭の設備と、ハンドメイドの技術が上手くマッチしたことで、お客様の要求に応えることができました。

細かな技術を要する板金加工でお困りの際は、是非当社にご相談ください。

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