微細加工用3次元CAMで面精度1.6Sと寸法公差±0.01のスロープ形状を加工
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材 質:
S50C
板 厚:
18.5mm
サイズ:
23×18.5×22.4mm
精 度:
±0.01
個 数:
4個
納 期:
10日
ポイント
- 微細加工用3次元CAM
- 高精度ミル加工
- 小径ロングエンドミル加工(焼きばめチャック)
内容
カーブの有るスロープ形状(2㎜×20㎜)が数段あり、スロープと4mmの立ち壁の底は谷R0.1mmとなっています。
また、スロープは面精度1.6Sの指示があり、円弧やピッチの公差は±0.01の指示でした。
今回は、細かなパスが滑らかに動く微細加工用CAMと、高精度マシニングセンターを利用し、面精度・寸法公差に特に注意して加工をしました。
また、スロープと立ち壁の底(谷R0.1、高さ4mm)の加工には、小径ロングエンドミルを使用しました。細長く弱い工具なので、仕上がり面のビレや工具の折損等の問題を考慮し、工具振れの少ない焼きばめチャックを使用し慎重に加工しました。

面精度1.6Sの指示があるスロープです。
スロープの底は谷R0.1mmで、
図左の立ち壁は高さ4mmです。

円弧やピッチの公差は±0.01です。
3次元形状で谷Rが小さい製品を、当社ではよく加工しています。
この様な加工で重要なのは機械精度と正確な工具経路、さらに最適な加工条件が不可欠です。
小径ロングエンドミルの場合、特に工具経路が重要になります。今回使用した微細加工用CAMは細かい動きもしっかり出力され、緩やかなアプローチで無理の無い工具経路を算出できます。
当社では、設備・ソフト・工具・環境をバランスよく整備する事により、高精度・微細加工を実現しています。
是非、お気軽にご相談下さい。