高反射材A1050の板厚0.3mmにφ0.15の穴をレーザー加工
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材 質:
A1050
板 厚:
0.3mm
サイズ:
5×5mm
精 度:
±0.01
個 数:
30個
納 期:
2日
ポイント
- 板厚0.3mmの純アルミをレーザー加工
- バリ、歪みの少ない仕上り
- φ0.15の穴をレーザー加工
- 穴ピッチ精度±0.01
内容
今回は、純アルミの薄板の加工のご依頼を頂きました。
製品サイズ5×5mm、板厚0.3mmの材質A1050に、φ0.15の穴が9ヶ開いています。
こちらの穴は、レーザーで加工しています。
CO2レーザーで、純アルミや銅等の高反射材を切断する際には、スミを塗って加工しなければなりません。
また、集光径が大きいため、φ0.15の穴の切断が不可能です。
そこで、当社では集光径が小さいファイバーレーザーで加工をしました。
1個切断するのにかかる時間は1分未満と非常にハイスピードで加工が可能です。
また、ファイバーレーザーは熱が入りにくいため、バリや歪みが少なく仕上がるのが特徴です。
φ0.15の穴ピッチには、±0.02の公差指示がありましたが、実際に加工した製品を測定したところ、±0.01と高精度で完成していました。
室温を23°±0.5と管理されている恒温工場で加工をしている為、安定した環境で、高精度な加工を実現しています。

穴ピッチ精度±0.01
銅や純アルミ等の高反射材は、レーザーの光を反射してしまうためCO2レーザーでは切断できませんが、ファイバーレーザーでは、高反射材の切断が可能です。
板厚が薄いものでも高精度に仕上げることができ、切断スピードも速いため、納期短縮やコスト削減にもつながっています。
薄板や小さい製品の切断、精度等でお悩みの際は、是非当社にご相談ください。