斜め45°の穴加工を含む、複雑な多面切削加工
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材 質:
A2017
サイズ:
50.6×46.4×44.1mm
精 度:
±0.02
個 数:
7個
納 期:
7日
ポイント
- 複雑な多面加工(9面)
- 45°にΦ1穴加工
- 3次元加工
内容
アルミ切削部品の加工事例です。
この製品は、3次元ミル加工、精度穴あけ、管用ネジ切り、斜め穴、面取り、R仕上げと複数の要素を合計9面から加工しています。
中でもΦ1の穴を45°に空ける工程は注意が必要です。角度や位置関係の精度を出す為に、加工原点の取り易さやクランプの剛性のしっかりした冶具を作成しました。
使用工具は刃物のズレや曲がり対策を考え、エンドミルを使用しました。
また、多面それぞれに3次元形状がある為、CADCAMをフルに活用し3次元加工を施しました。

斜め45°に空いたΦ1穴
このような多面加工の製品は、加工手順を間違えると安定したクランプができずに精度がばらつく恐れがあるため、加工手順やクランプ箇所、工具の選定には経験から基づくノウハウが必要です。
また、複雑な面と面との合わせ部は3次元加工を利用する事により、見栄えも良く、精度の良い物に仕上げました。
当社ではアルミ専用マシニングセンターを3台所有しており、アルミ専用工具の固定化やデータの蓄積により簡単な物から難しい物まで、スピーディに対応できるよう力を入れております。